下水汚泥の70%が海へ
http://www.chosunonline.com/article/20080211000034
海洋汚染を防ぐため、1972年に採択された「ロンドン条約1972」は、
海にゴミを投棄することを厳しく規制している。
これまでに81カ国がこの条約を批准しており、
これまでに81カ国がこの条約を批准しており、
韓国も93年にようやく批准した。
ところが韓国政府は、地上のゴミ埋立地が不足していることや、
ところが韓国政府は、地上のゴミ埋立地が不足していることや、
生ゴミの埋め立てによって悪臭や地下水の汚染
といった公害が発生していることを理由に、
といった公害が発生していることを理由に、
88年からゴミの海洋投棄を認めてきた。
93年にロンドン条約を批准した
後もそれは続いてきた。廃棄物の海洋投棄にかかる費用は、
後もそれは続いてきた。廃棄物の海洋投棄にかかる費用は、
種類によっては陸上処分に比べ90%近くも安くつくため、
廃棄物処理業者はゴミを海に捨ててきたのだ。
廃棄物処理業者はゴミを海に捨ててきたのだ。
88年に55万トンだった海への投棄量は、
2005年には993万トンにまで増え、
その後07年には少し減って745万トンとなっている。
だが、ロンドン条約を批准した後、
ゴミの海洋投棄が減った 欧米諸国とは違い、
韓国では条約を批准した後、むしろ海洋投棄が増えている。
韓国政府関係者は
「先進国では実情に 合った方法を模索することで、
ゴミの海洋投棄をなくすのに成功したが、
韓国ではそうした対策がなおざりにされてきた」
と話している。
現在、海に捨てられている廃棄物は、
と話している。
現在、海に捨てられている廃棄物は、
下水汚泥、畜産排水、生ゴミから出た液体、魚介類の
食べかすなど多岐に わたっている。
このうち、海洋汚染に大きな影響を及ぼす下水汚泥の場合、
海洋投棄はロンドン条約批准国のうち、
日本・韓国・フィリピンの3カ国のみに認められている。
日本・韓国・フィリピンの3カ国のみに認められている。
だが、日本では海に捨てているのは
下水汚泥全体の0.2%に 過ぎないのに対し、
韓国では70%に達している。
さらに日本は昨年、海洋投棄を全面的に禁止した。
市民環境研究所は最近、統計に表れていない、
市民環境研究所は最近、統計に表れていない、
海へ不法投棄された廃棄物の量が
毎年90万‐180万トンに達していると主張し、
法定基準値を上回る廃棄物を捨てて摘発された翌日に
再びこっそり捨てたり、許可された量の廃棄物を捨てて 帰る途中、
タンクに保管していた残りの廃棄物を捨てるといったケースが横行している、
と訴えている。
このように韓国国内外 からの非難が殺到するようになったのを受け、
環境部や海洋水産部などは昨年、
「2011年までに毎年 100万トンずつ
海洋投棄を減らし、12年からは全面的に禁止する」
海洋投棄を減らし、12年からは全面的に禁止する」
という計画をようやく打ち出した。
転機元 朝鮮日報 2008年2月11日12時30分配信
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