韓国での口蹄疫経緯
2010年1月に口蹄疫が発生し、2010年6月には韓国政府は、終息宣言
2010年11月に再発が確認されました。
2010年11月29日に慶尚北道の安東市で発生した口蹄疫(O型)は、
その後発生が拡大し、
全8道のうち2道(全羅北道、全羅南道)と済州島を除き、
韓国全土にまん延しました。
韓国政府は、2010年12月にワクチン接種を決定し、
2010年12月25日から一度目のワクチン接種を開始。
全国のすべての牛及び豚を対象とした接種を行い、
2011年2月26日までに2度のワクチン接種を終了しました。
2011年4月5日、韓国政府はOIEに対し、
最終発生は2月25日であり、4月3日に一連の発生が終息し
すべての地域で移動制限を解除した旨を通報しました
(約6,200農家の約348万頭(牛:15万頭、豚:332万頭)を殺処分)。
しかしながら、
2011年4月17日に慶尚北道の永川市で再発し、
2011年5月2日までに同市内で3例が報告(全て豚)されています。
韓国政府の防疫対応 (4月17日の再発以降)
・感染豚群のみを殺処分、移動制限は発生農場のみ。
・全国農場の一斉消毒、臨床観察強化を実施。
・発生農場周囲3kmの農場を対象にワクチンを追加接種。
・2次接種の6か月後を予定していた3次接種の早期実施を検討中。
我が国の対応
(1)
ゴールデンウイークに人や物の動きが活発になることを踏まえ、
改めて水際対策を徹底。
地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への
注意喚起のためのアナウンスの実施、持ち込みゴルフシューズ等の消毒を徹底
検疫探知犬を活用した抜き打ち検査(成田空港、関西空港)
をアジア便を対象に強化、等
都道府県や関係団体を通じて、韓国の口蹄疫の現状を周知し、
防疫に対する注意喚起を実施。
口蹄疫が日本へ侵入するのを防ぐため、
空港や港で消毒等の対策を行っています。
海外へ旅行される方はご協力をお願いいたします。
畜産農家の皆様方におかれましては、引き続き、
飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に
万全を期していただくようお願いいたします。
更新日:平成23年5月2日
担当:消費・安全局動物衛生課
ソース詳細
農林水産省ホームページより