枝野官房長官 プルトニウムが検出、東京電力の国有化は否定

東京電力 福島第1原子力発電所では、
敷地内で行った土壌の調査で
プルトニウムが検出されたことが新たに明らかになった。

枝野幸男官房長官は29日午前の会見で
「(プルトニウム検出は)今回の事故の影響と考えられる」
との判断を示した。

また、東京電力を一時国有化する案が
政府内で浮上しているとの一部報道について、
官房長官は、現時点では検討していないと否定した。

東京電力は28日夜、21日と22日に
土壌調査を行った福島第1原発構内の5地点で
プルトニウムが検出されたと発表。

うち2地点については、
過去の大気圏内核実験で観測されたプルトニウムとは違う
放射能比となっていることから、
今回の事故に由来する可能性があるとしていた。

いずれも通常の環境土壌中の濃度レベルで、人体には影響ないという。

枝野官房長官は
「事故の影響によって高い濃度が検出されると対応が
必要になるため、継続的にモニタリングを続ける」
との方針を明らかにした。

2号機のタービン建屋の外にある水から高い放射線量が
検出された問題については、経済産業省原子力安全・保安院が
東京電力に調査を指示。

これまでの目視による観測では、これらの水が
外部にあふれた状況にはないという。

高い放射線量のある水が発見されたのは
タービン建屋に配管などを通すトレンチと呼ばれる
トンネルの先につながっている「たて抗」と呼ばれる部分。

2号機のたて抗の水の表面では27日午後3時40分ごろ、
1000ミリシーベルト以上の高い値が検出されていた。

同原発では25日以降、1号機から3号機までのタービン建屋の
たまり水から高濃度の放射線物質が検出され、
原子炉の冷却機能回復に向けた作業が遅れている。

経済産業省原子力安全・保安院によると、
1号機ではたまり水を復水器に移す作業に使用するポンプを
27日から3台に増やしている。
2号機、3号機は復水器がすでに水でいっぱいとなっているため、
復水器の水を復水貯蔵タンクに、復水貯蔵タンクの水を
圧力抑制室のサージタンクに移した上で、
たまり水を復水器に移す作業を開始する方針。

菅直人首相は29日午前の参議院予算委員会で、
東日本大震災発生の翌日早朝に
福島第1原子力発電所を視察したことが、
原子炉内の圧力を下げる「ベント」など
初動を遅らせたのではないかとの指摘に対し、
自らの視察によって作業が遅延したとの指摘はあたらない、
との見解を示した。

原発事故の現状については
「予断を許さない状況が続いており、
最大限の緊張感を持って取り組んでいきたい」と語った。

福島第1原発の事故で巨額の賠償責任が発生すると
予想される東京電力に対し、
事実上国有化して再建する案が政府内で浮上しているとの一部報道について、

枝野官房長官は
「現時点で、そういった検討を政府の機関で行っていることはない」
と否定。

東京電力には
「まずは、事故の収束に全力を挙げ、しっかり事故の影響を受けている
皆さんに対応をしっかりしていただく。そのことに全力を尽くしてもらう」と述べた。
ソース詳細
ロイター2011年03月29日(火)12時08分配信


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