原発災害 焼け太りする官僚と御用学者 新たな原発利権公益法人が生まれ飲めや歌えの大宴会

原子力安全研究協会「国家の危機にお気楽宴会」
前理事長は原子力安全委員長を務めた人物。
公益法人の面々が中華料理店に集合して

福島第一原発1号機の建屋近くにある地下水の排水設備の水から、
法定限界値の1万倍の濃度にあたる放射性ヨウ素が検出されたと発表
があったのは、3月31日のこと。

その翌日の4月1日に、ある公益財団法人の集まりが催されていた。

「夜の6時半から、都心の有名中華料理店で、
『原子力安全研究協会』の宴会が開かれていたんです。
理事長を含めた上層部から、新入職員など、
総勢50名ほどが集まりました」(協会関係者)

『原子力安全研究協会』は、昭和39年に設立された。
この3月末までは、原子力安全委員会の松浦祥次郎元委員長が
理事長を務めていた公益財団法人だ。
現理事長は、東洋大学の計算力学研究センター長も務める、
矢川元基氏である。主に、経済産業省、文部科学省の管轄のもと、
国や民間企業の委託を受け、原発の安全性をテーマにした研究を行っている。

「今回の事故では、『原子力安全研究協会』の職員は、
福島第一原発で作業に当たった消防士の被曝量を測定する職務を
担当していました」(協会職員)

そうともなれば、原発事故以来、協会職員らはさぞや気の休まらない日々を
送ってきたに違いない。しかし、協会員にはそんな緊張感はなかったと、
その場にいた関係者は話す。

「理事らの挨拶が済むと、立食形式の宴会が始まりました。
もちろん、中華料理の他に、ビールなどのアルコール類も出され、
会場内のあちらこちらで笑い声が上がっていました。
理事らもリラックスした様子でしたね」

現在、原発が世界中を戦慄させている中、
その安全性を研究している面々とは思えないほど、お気楽な様子である。
その後、矢川理事長は、2時間ほど宴を楽しむと、夜8時半頃、
マスクをつけて一人店を後にしている。

同協会の専務理事であり、宴会の幹事を務めていた渡貫憲一氏は、
会の趣旨をこう主張する。

「うちの協会で大きな人事異動があったんです。
なかなか発表する機会もなかったので、コミュニケーションを
円滑にとるためにも、理事や職員みんなで食事でもしたらどうか、
と思っただけですよ。
あくまでも、〝人事発表〟という意味合いです。
それが悪いことでしょうか? 後ろめたいことは、何もしていません」

矢川理事長も、本誌の直撃取材にこう答えた。

「あくまでも、人事異動を発表するための〝個人的な会〟なんです」

だが、反原発の立場を取る作家の広瀬隆氏は憤りを隠さない。

「彼らは、原発安全を掲げた組織の人間ですよ。
その原発が事故を起こし、国民に多大な心配を与えている。
よく平気で酒を飲めますね。それに、協会の人事異動を知らせる会を、
あくまで〝個人的な会〟と主張するのは不自然です」

人事発表なら職場でやればよさそうなものである。
加えて、花見の自粛が取り沙汰されている、世間の自粛ムードは、
福島第一原発の事故が原因であることは明らかだ。
仮にも国の委託を受け、その予算で原発の安全性の研究を行う
公益財団法人なら、こんな時こそ一層の配慮がほしいのではないだろうか

ソース詳細
現代ビジネス・フライデー2011年4月17日(金)配信

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