基準値を超える放射性ヨウ素が検出されたことを受け、
政府内で「情報開示」の押し付け合いが始まった。
枝野幸男官房長官は22日午後の記者会見で
枝野幸男官房長官は22日午後の記者会見で
都水道局の水道水について
「数日摂取したとしても、
将来にわたり健康への影響が出る可能性はない」と断言。
にもかかわらず、
実際に影響が出る濃度に関しては
「厚生労働省が報告する」と厚労省に説明を委ねた。
ところが、その後に開かれた
厚労省水道課の記者会見では
「(危険な濃度は)ものすごく高い値が想定されており、
そういう地域で水を飲む人がいるかどうか…」
「お話ししても意味がない」などと繰り返し、
具体的な数値は明らかにしなかった。
水道水の放射能汚染をめぐり、
水道水の放射能汚染をめぐり、
厚労省は19日に
「基準値を超える水道水でも、
代替となる飲用水がない場合には飲用しても差し支えない」
との見解を発表したが、代替飲用水がなくても
飲んではいけない濃度は公表しなかった。
23日に枝野氏に公表を迫られても厚労省の姿勢に変化はない。
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