菅首相の思いつきで出てきた形跡がある。
菅首相は12日に派遣規模を
2万人から5万人に拡大すると表明。
それが13日夜になって10万人へ
と倍増させた。
増員について官邸から防衛省に
打診はなかったという。
常識をも越えた災害だけにムリとも
常識をも越えた災害だけにムリとも
思える注文を何とかしようと、
防衛省は3月16日、
予備自衛官と即応予備自衛官に
招集命令を発した。
動員は約6400人。
実際の活動に従事させるのは初めてで、
文字通り全勢力を投入する。
派遣人数も13日午前6時時点での約2万人が、
16日午後0時には約7万6000人へと
急速に増やして、即応能力の高さをみせた。
ある自衛隊高級幹部は
ある自衛隊高級幹部は
「われわれはやれと言われれば
全力を尽くす。それが自衛官の務め」
と淡々と語る。
被災者の頼みの綱は
自衛隊、警察、消防、海保だ。
全国民が祈るような気持ちで1人でも
多くの被災者救出や支援を期待している。
防衛大学の生みの親、
吉田茂元首相は1957年2月、
第1回卒業式で次のような訓示をした。
「在職中、国民から感謝されることなく
「在職中、国民から感謝されることなく
自衛隊を終わるかもしれない。
非難とか誹謗(ひぼう)ばかりの一生
かもしれない。
しかし、自衛隊が国民から歓迎され、
ちやほやされる事態とは、
外国から攻撃されて国家存亡のときとか、
災害派遣のときなのだ。
言葉をかえれば、君たちが『日陰者』で
あるときの方が、国民や日本は幸せなのだ。
耐えてもらいたい」
思いつきで、先進国の国政を行う
菅首相という悪夢に世界中が巻き込
まれつつある。
やる気のある馬鹿は、一番厄介だ。
ハンマーシュタイン男爵の言葉より