東京電力の福島第一原発の事故を受けて、
福島県南相馬市は屋内退避の対象となり、
市内に残っているとみられるおよそ3万人を
県外へ避難させようと準備を進めています。
南相馬市では、市の南部の一部が
南相馬市では、市の南部の一部が
福島第一原発から半径20キロ圏内の避難指示の対象
となっているほか、市の中心部などが原発から
半径20キロから30キロ圏内の屋内退避の対象
となっています。
南相馬市によりますと、このうち屋内退避の対象と
なったのはおよそ5万人で、すでに多くの人が市外に
避難したとみられています。
しかし、南相馬市は依然、この区域に残ったり
別の自治体などから避難してきたりしている人は
およそ3万人に上るとみて、すべて県外に避難させようと
準備を進めています。
福島県内の避難所ではすでにまとまった人数を受け入れることは
難しく、避難先は県外になる見込みで、
南相馬市は国や福島県と調整しているということです。