首相官邸で菅直人首相と会い、
福島第1原発での放水作業をめぐり、
政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して
「速やかにやらなければ処分する」
との圧力的発言があったとして、抗議した。
石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。
都関係者は、発言は海江田万里経済産業相からあったとしている。
石原氏は会談後、記者団に
「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。
やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」
と強調。さらに、
「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。
そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」
と首相に申し入れたことを明らかにした。
また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、
政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。
一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で
一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で
「これから調査する」と述べるにとどめた。