食品衛生法に基づく暫定規制値を上回る放射性物質が検出された。
枝野官房長官は
「(福島県産の牛乳、茨城県産のホウレンソウから)
食品衛生法上の暫定基準値を超える放射線量が検出された。
ただちに、皆さんの健康に影響を及ぼす数値ではない」と述べた。
厚労省は、福島第1原発の事故を受けて、
食品についた放射性物質の規制値を定め、
これを上回る食品を流通させないよう、
都道府県に通知した。
これを受けて福島県が、18日までの3日間に、
川俣町で生産された牛乳や乳製品などの原料を検査したところ、
最高で基準値の5倍を超えるヨウ素が検出されたという。
また、茨城県では、18日に高萩市や日立市など6つの市町村で
採取されたホウレンソウから、最高で基準の7倍を超える
ヨウ素が検出された。
一部では、基準値を超えたセシウムも検出された。
厚労省は、福島県と茨城県に対し、
同じ日に同じ農家で生産された製品は、
販売禁止などの措置をとるよう要請したほか、
今後も同様のケースには、出荷の自粛要請を検討するとしている。
この問題について、
東京電力は「心よりおわびします。損害賠償などへの対応は、
国とも話し合い、しっかり検討したい」と述べた。
FNN 3月20日(日)0時13分配信▽関連リンク
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